子供が運転する自転車に保険って必要なのかなぁ?って迷っている親御さん。
結論から言います!
ひ・つ・よ・う・で・す!!!
この記事を読んでくださっているということは
子供が起こす自転車の事故について多少なりとも心配があるってことですよね?
この記事では、
- 自転車が起こす事故の深刻さ
- 未成年が事故を起こす割合
- 自転車に必要な保険
のことなどをまとめています。
ぜひご覧ください!
子供の自転車に保険を付けておくべき4つの理由
- 自転車の保険加入の義務化が全国に広がっている
- 自転車 対 歩行者の事故で高額賠償となるケースは珍しくない
- 未成年の事故率が高い
- 交通ルールを理解せずに乗っているケースが多い
①自転車の保険加入の義務化が全国的に広がっている
2015年10月に兵庫県が全国で初めて自転車の保険加入を義務化しています。
それ以降、着実に義務化のながれは全国に広がっています。
この流れは、実際に自転車が起こした事故で高額な賠償金の支払い命令が裁判の判決で下されたことが背景となっていて、
自分のケガの補償ではなく、相手方へ損害賠償するための補償への加入を義務化するものとなっています。
ただ、実際に事故を起こした自転車が賠償保険に加入していた割合は約6割程度にとどまっています…

②自転車 対 歩行者の事故で高額賠償となるケースは珍しくない
自転車 対 歩行者との事故で高額賠償となったケースでよく話題にあがるのは
平成20年に神戸で起きた当時小学5年生の男の子が運転していた自転車と歩行者との接触事故。
接触した女性は意識不明の寝たきりとなってしまい、
裁判での判決は男の子の母親に対し、約9,500万円の支払い命令が下されました。
9,500円じゃないですよ?
95,000,000円です。
桁違いですよね?
でも、自転車 対 歩行者の事故で高額賠償となるケースは決して珍しいわけではないんです。
他にも高額な賠償金の支払い命令が下されたケースとして
- 男子高校生が運転する自転車と歩行中の60歳女性が接触、60歳女性が死亡した事故で約3,100万円(平成14年・横浜地裁)
- 男子中学生が運転する自転車と歩行中の75歳女性が接触、75歳女性に重大な障害が残った事故で約3,100万円(平成14年・名古屋地裁)
- 女子高校生が運転する自転車と歩行中の57歳女性が接触、57歳女性の重大な障害が残った事故で約5,000万円(平成17年・横浜地裁)
- 男子高校生が運転する自転車と対向車線を直進中の24歳男性が運転する自転車が衝突、24歳男性に重大な障害が残った事故で約9,200万円(平成20年・東京地裁)
など、他にも自転車が起こした事故で何千万単位の高額な賠償となった事例はたくさん存在します。
③未成年の事故率が高い
上記の例を見てもわかりますが、
「自転車 対 歩行者」で、相手方が死亡したり重傷となった事故のうち
19歳以下の未成年が運転している事故の割合は約40%にも上ります。↓

小学校高学年になってくると、親の付き添いなく一人で自転車に乗る機会が増えてきますよね。
そして、中学・高校生になると通学などで自転車を使用するケースがかなり多いと思います。
実際、事故が発生する時間帯も朝の7~8時、夕方16時~17時が高い傾向にあります。

④交通ルールを理解せず乗っているケースが多い
自転車って道公法だと車両に分類されるって知ってますか?
車両とはつまり自動車、原動機付自転車、トローリバスなどのこと。
自転車は車両の中の、軽車両に分類されています。
教習所に通ったことがある人なら、
「そういえばそうやったな・・・」くらいの記憶はありそうですが、
そうでなければ聞いたこともないかも知れないですね💦
ただ、事故を起こした後に
知らなかった
は通用しません!!
違反があれば当然、罰則もあります。
ですが、自転車は免許が必要な訳でもなく、誰でも乗れてしまいます。
高校生以下であれば自動車の免許もまだ取得できないため、
交通ルールを学ぶ機会ってそうそうありません。
認識や知識の甘さが事故につながるということは大いにあり得ます!
ただ、保険の加入率の低さは、
こういった交通ルールや事故リスクに対する認識の低さから来ているといっても過言ではないはず。
日頃から万一の事態に供え、且つ事故を未然に防ぐため
最大限の努力をするというのは子を持つ親としては当然しなければならないことなのです!
必ず個人賠償責任保険に加入すべき!
ではいざ保険に加入するとして、
自転車が起こした事故で相手方への賠償をしてくれる保険といえば何かというと、、
それは、個人賠償責任保険です。
聞いたことある人も多いと思います!
個人賠償責任保険の加入方法
個人賠償責任保険ってどうやって加入するのか?
加入する方法は4通りあります。
- 自動車保険の特約として加入する
- 火災保険の特約として加入する
- 傷害保険の特約として加入する
- 自転車保険に加入する
個人賠償責任保険は自動車保険、火災保険、傷害保険の特約として加入することが出来るんです。
なので、それらの保険のいずれかに加入している場合、既に個人賠償責任の補償がついてるかもしれません。
そうなれば、改めて加入する必要はないので一度証券を確認してみてください。
重複契約に注意!
個人賠償責任保険は、自動車・火災・傷害保険、
いずれかの契約に一つ加入していれば同居の家族はみんな補償の対象になります。
証券を確認してみて、火災にも自動車にも個人賠償責任保険が付いてる!
ってなった場合は重複契約で無駄な保険料を支払っていることになります。
その場合は、速やかに加入している保険会社へ報告してくださいね!
自転車保険に加入する場合
先に述べた①~③には該当せず、特約として個人賠償責任保険に加入することが出来ない場合は、自転車保険に加入することになります。
自転車保険は個人賠償責任保険の他、
自転車事故を起こした際の色々な補償を任意もしくは自動でセットすることができます。
自転車保険の主な補償は以下のとおり。
- 死亡保険金…自転車保険の被保険者が自転車事故で死亡した場合に支払われる保険金
- 自分のケガに対する給付金…自転車保険の被保険者が自転車事故でケガをした場合に支払われる保険金
- 個人賠償責任補償…自転車事故の相手方へ損害賠償義務が発生した場合に支払われる保険金
- 示談代行サービス…自転車事故の相手方との示談交渉を保険会社が代行してくれるサービス
- ロードサービス…自転車がトラブル等で自走不能となった場合、無料で搬送してくれるサービス
- 弁護士特約…弁護士への法律相談や相手方との示談を弁護士に委任した場合、かかった費用を補償してくれる特約
※各保険会社の商品やプランによって補償内容や保険金額は変わります。
示談代行サービスは、個人賠償責任保険とほぼほぼセットで付帯しているサービスなのですが、ごく稀に示談代行サービスがついていないプランが存在します。
示談代行サービスがついていないのは、はっきり言って保険としては致命的欠陥です。
加入する際は必ず示談代行サービスがついているものを選ぶようにしてくださいね。
個人賠償責任保険は自転車事故以外の事故も補償してくれる
個人賠償責任保険は、自転車での事故の際に話題に上がることが多いので
自転車の事故のための保険と思われがちなのですが、
実はその他さまざまな日常で起こる賠償事故の補償もしてくれる保険なんですよ。
例えば…
- 子供が学校の備品を壊した
- 子供が友達のメガネを踏んで壊した
- 飼い犬が他人に噛みついてケガさせた
- お店の展示品を壊してしまった
などなど、日常生活の中で故意ではなく、うっかり起こしてしまった様々な事故やトラブルで法律上の賠償義務を負う場合、すべてこの保険がカバーしてくれることになります。
ということで、個人賠償責任保険は汎用性の高い、使い勝手のいい保険なんです。
しかも、保険の請求をしたからといって翌年の保険料があがるということもありません!
個人賠償責任保険についてもっと詳しく知る方法
個人賠償責任保険と一口に言っても、各保険会社によって保険金額(支払われる上限額)や保険料は異なります。
そういった各保険会社の細かい内容や、実際加入する手続き等についてはプロに相談するのが一番手っ取り早いです。
無料でプロに相談するなら保険見直し本舗がおすすめです。
全国各地に256も店舗があり、提携している保険会社も40社以上。
初回の相談だけでなく、何度相談しても料金が発生することはありません。
コンサル料、事務手数料等の費用も一切発生しないため、
まだ加入するかどうかは決めていない状態でも気軽に相談できるのでいいですよ☺
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まとめ
子供のために保険に加入することを考えた時に、
賠償よりも、怪我や病気など子供の体を守るための補償に目が行きがちですよね。
ただ、このように不慮の事故が起こしてしまい相手方に多額の賠償金を支払わなければならなくなったとしたら…
いくら子供が無事でも、その先の子供の人生を台無しにしてしまいます。
それだけでなく、事故を起こしたことで負う心の傷も計り知れません。
一見、相手のための保険に見える賠償保険ですが、
間接的に自分の子供の将来を守るためのものでもあるんです。
きちんと補償に入ってほしいなと思います!
では、最後までお読みいただきありがとうございました!