私は約2年前、娘が2歳の時に離婚して現在シングルマザーです。
ひとり親家庭なので当然、仕事、家事、育児は一応全て一人でこなしているのですが、
ひとり親家庭でなくてもほぼ同じように家のことを全て一人で抱え込んで生活している人(主に母親)がいますよね。
いわゆる「ワンオペ育児」をしている人たち。
「ワンオペ育児」って言葉、誰が最初に言ったのか、もう世の中に定着しつつありますよね!
なんてことを考えながらツイッターを見ていると、ふとこんなツイートが目に留まり色々考えさせられました。
「ワンオペ育児」だとその悲壮感が伝わらないので、「旦那のいるシングルマザー」という呼称にしようそうしよう。
— DPNのなっちゃん (@natsuadvise) 2019年1月4日
な、なるほど!
一応私も結婚当時はワンオペ育児状態だったので、そういう意味ではこのツイートに共感できます。
ただ、このツイートって悲壮感を煽るためにシングルマザーという言葉をチョイスしているようですが、
やっぱり世間一般的にはシングルマザーは不幸の象徴みたいなとこあるのかなぁとちょっとした偏見を感じたりしました。
そんなわけで(どんなわけで?)一応、ワンオペ育児、シングルマザーどちらも経験している身としてどちらの方が大変なのかちょっと考えてみました。
ぱっと読むための目次
単純な家事だけならワンオペ育児の方が大変
これは私が離婚してよかったと思う理由の1つなのですが、
夫一人分の家事の負担が減るので間違いなく楽になりますよね。
ワンオペ育児で夫が何もしないと嘆いている妻たちは日々の子供のお世話だけでなく夫の世話にも追われている印象があります。
仮に自分のことは自分でしてくれてたとしてもシングルマザーとワンオペ育児ママの家事負担はとんとんですよね。
特に食事問題はストレスポイントが高い!
何時に帰ってくるかわからない夫の食事の用意に片付け…
連絡くらいよこさんかい!
てか、いらんならはよ言わんかい!
なんていう不満は、シングルとなった今では全くもって無縁ですw
帰ってくる夫がいないので、私と子供の食事が終わればすぐに後片付けが出来る!
一日の家事が終了するのが圧倒的に早くなりました!
子供を寝かしつけている最中の最悪のタイミングで帰宅されることもないし、
ホッと一息つく時間もシングルマザーになってからの方が早くなりました。
>>ひとり親ってそんなに悪くない。離婚してよかったと感じた6つのこと。
夫がいると期待してしまう
夫がいると、良くも悪くもその存在に期待してしまうんですよね。
「いるのにやってくれない」というのが最大のイライラの原因でした。
子供のことや家のことだけじゃなくて、自分のことすらまともにやらず家でグータラ寝そべっている姿には殺意が湧きます。
いることでむしろ負担が増えてるやん…おらん方がマシやん…
と思っちゃいます!!!
シングルマザーはワンオペ育児がデフォルト
シングルマザーは平日であろうが休日であろうが家事、育児、仕事を一人でこなすことは当たり前で、どうあがいてもワンオペ育児です。(頼れる実家がある場合は別ですが)
ここで言いたいのは、「だから夫がいる妻はワンオペ育児だとか甘えたこと言ってんじゃねー」ということではなくて…
家事も育児も仕事も一人でやること自体デフォルトとなっているシングルマザー家庭だと、夫がいる家庭のように
「手伝ってくれない!!」
という愚痴がそもそも存在しないんですよね。
なので家庭内において「自分ばっかり我慢してる…」という卑屈な感情を抱きつつ家事・育児をすることがないので、心が割と平穏なまま過ごせます。
ワンオペ育児における不満の出どころってほぼ夫からなので、
その不満の素の夫がいなくなれば不満そのものがなくなります。
でも孤独なプレッシャーを背負っているのはシングルマザー
とは言うものの、それだけでシングルマザーの方が楽と安易に言えるものではないのは明らかですよね。
やっぱりシングルマザーの生活水準は低いし、
その将来のお金の不安と言うと計り知れない。
そして、たとえワンオペ育児家庭では空気のような存在と揶揄されようが実際にはちゃんと存在している夫が、
シングルマザー家庭の場合は本当に存在しなくて本当にひとりぼっちなので、
いざというとき誰にも頼れないという不安は常に付きまとっています。
更に病気などで長期で療養が必要になって仕事ができなくなった場合など、
家計を支えるのが自分しかいないというのは中々のプレッシャーではあります。
もし「うちの夫は私が病気になろうが何もしてくれない!」とか
「むしろ私の方が稼いでいる!」というなら、
もう別れればいいんじゃない?としか言えませんww
好きでシングルやってるんでしょと言う人もいるけど・・・
こうやってシングルマザーも結構大変なんだよーと主張すると
「いや、だったら離婚しなきゃよかったじゃん」とか
「好きでシングルになったんでしょ」とか言う人がいるけど、
そういう人には「じゃあワンオペ育児だなんだと愚痴ってんじゃねーよ」って返したくなります。
「そんな使えねー旦那と結婚生活続けてるのもテメエの意思だろうが」って話になりますよねぇ。
実に不毛な言い争い。
どちらも最初からそんなつもりで結婚している訳ではないはずですよね。
ちゃんと幸せになろう、幸せな家庭を築こうと、思い描いた理想があったはずです。
けど、自分がいくらそれに向かって努力したとしても、
他人である夫が同じように努力してくれるかというとそんな甘くはない訳で…
自分だけの努力ではどうにもならないことってあります。
他人を変えることはそんな簡単に出来ることじゃありません。
>>モラハラに理解がない人から言われがちな言葉4つ。一般論に惑わされず自分の気持ちを大切に!
結論
うーん、結局どっちも大変!
ただ、離婚経験者の私としては夫がいる生活の方がストレスは多かったです。
それはワンオペ育児云々以前に夫の性格に著しく問題があったからなので、
ここで語ることではないかも知れないですが興味ある方は☟コチラへどうぞ。

夫がいるとその存在に助けられることもある反面、
無神経な夫の言動にいちいち神経を逆なでされるということも度々起こるんですよねー
かと言って、シングルマザーの場合はマイペースな生活ができる反面、
相談相手が誰も居なかったり頼れる人がいなかったり孤独を感じる機会は多いし、
経済的な不安も恒常的に抱えることになりがちですよね。
私も最初は色々努力して結婚生活を維持していこうと奮闘しましたが、
結局精神的にも肉体的にもさんざんな感じになったので敢え無くリタイヤし、
結果それでよかったと思えてますが、
結婚生活を続けている人たちは色々愚痴を言いながらも結婚生活を続けることの方にメリットがあると思うからこそワンオペ育児でも踏ん張れるんだろうなぁと思います。
結局、どっちが大変かというのはその人個人の立場にならないとわからないということですね!
ということで、それぞれの立場で最善が尽くせるように頑張っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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