毒親日記

【毒家脱出日記~親が苦手じゃダメですか?~】毒親育ちの自分が読んでみた。実体験と併せて感想をレビュー。

こんにちは。tama(@tama15964098)です。

先日、春キャベツさんが描いている「毒家脱出日記~親が苦手じゃダメですか?~」を読んでみました。

毒親育ちの私が個人的にぐっと来た共感ポイントを私個人の実体験とも絡めて挙げてみたいと思います‼
毒親育ちあるあるだと思って、見ていただけると幸いです☺

毒家脱出日記~親が苦手じゃダメですか?~について

とりあえず、あらすじを簡単に。

アルコール依存症で酒乱の父親、モラハラで激情型の母親、夫婦不仲の機能不全家庭で育った少女・ポコ。

自分の親が毒親だと気づき、色々な葛藤を抱えながら毒親と決別し、自立し自分の家庭を築くまでを作者・春キャベツさんの実体験をもとに描かれています。

主人公・ポコの思考回路に共感しかない

同じ毒親と一括りにしてもタイプは様々なので、主人公・ポコの両親とわたしの両親とは少しタイプが違ってます。

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けど、ポコの考え方や価値観は大いに共感してしまいます。
ほぼ全面的に共感しかないのですが、特に「これは‥‥っ」と思った共感ポイント5つを挙げてみます。

共感ポイント①親に否定的な感情を持つことに後ろめたさを感じる

ポコは物語の大半この感情に支配されています。この感情のせいで毒親の呪縛から抜けだせず振り回され続けています。

「お母さんが頑張っているのは本当で、そのおかげで私たちが生活できているのも本当なのに、そのお母さんを毒親呼ばわりなんてしていい気がしない」

「でも実際お母さんの方が疲れているのは本当だし、泣いたり病んだり心が弱い私が悪いわけで…」

「だって私は暴力を振るわれたこともご飯を与えられなかったこともないし、学校にだって通うことを許されてる。感謝こそすれ、不満なんてもっていいわけないのに…」

この気持ち本当に本当にとてもよくわかります。

こんな感情を抱いてしまう原因、それは「自己肯定感の低さ」です。

ずっと否定されて育ったせいで、自分に自信が持てず自分の気持ちを素直に認めることができないんですよね。

母親の気持ちを理解できない自分の方に問題があるとか、
親を大切に思えない自分はなんて薄情な人間なんだ、と思ってしまう。

けど、普通に考えて目の前でずっと夫婦喧嘩を見せられたり、父親の愚痴を延々聞かされたり、理不尽なことや些細なことで感情的に切れられたり、常にストレスを与えてくる親に対して、好意的な感情を持とうとする方が難しいですよね‥







共感ポイント②他人の家族の仲の良さにカルチャーショック

ポコが高校の友達の家にお泊りに行ったとき、友達の両親が和気あいあいと会話をしているのを見てカルチャーショックを受ける一コマがあります。

これ私も全く同じ経験しました‼

私の場合は、友人宅にお邪魔した時、友人のお母さんが部屋までおやつか何かを持ってきてくれたんです。その時、友人がお母さんに「あ、ごめん。ありがとう~」って言ったのを聞いて物凄く衝撃を受けたのを覚えています。

えーと、何が衝撃かって?

「ごめん」「ありがとう~」という言葉を家族に向けて言ったことが、です。

当時、両親がお互いを罵倒する姿を見て育ち、特に母親は父親と父親の実家を見下し蔑むようなことばかり言っていました。

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母親と父親がお互いに「ごめんね」とか「ありがとう」とか言っているところを一度も見たことがなかったんです。夫婦喧嘩していても、気が付いたら普通に戻ってたりして(またすぐ喧嘩するんだけど)。

家族間ではそういう言葉は言わないものなんだと思ってたんです。他人にしか言わなくていい言葉だと思ってたんです。

なので、友人が自分の母親に「ごめん、ありがとう~」と言っているのを聞いて、

「ごめんとか、ありがとうって言うなんて、なんか他人行儀だな~」と思ってしまいました。
はい、異常です。

共感ポイント③毒親の自覚がない両親

ポコの母親はポコが友人から借りた「毒親について書かれている本」を読んで、

「はー、まー世の中にはひどい親もいるもんだねぇ。いやーお母さん信じられないよ。我が子がかわいくないのかねぇ。」

と言います。

さらに、ポコの父親に至っては、勝手に失踪し何年振りかに突然ポコ会いにきて、会いに来た理由をポコに「(子供の心を傷つけて散々迷惑をかけたことを)謝りにきたの‥?」と尋ねられ、

「謝るって・・・誰が誰に?」というまさかの反応。

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あーーーーね。これもすっごくわかるんです😂

これはもう毒親が毒親たる所以ですね。全く自覚がない‼

自分を客観視できないんでしょうね。
自分を省みることが出来ない…だから罪悪感もない。

両親どちらも、お互いのせいにするんです。

そして自分たちの行動を正当化する。すべて仕方なかったことのように言う。

確かに、どちらの親にも問題はあるのでお互いの言い分もわかる。わかるんだけど…子供には一切関係ないよね?子供は何も悪くないよね?

共感ポイント④他人に親を否定されると反論したくなる

ポコは日頃のストレスがたたり、倒れてしまいます。
そこでカウンセリングを受けることになりました。

そこで家族のことを聞かれ、初めて自分の家族について他人に話します。

その時カウンセラーから「大変でしたね、そういったお母さんをもたれると」という言葉を掛けられます。

すると、ポコはなぜか母をかばうような言動をします。

「ずっとひとりで働いて、ずっとひとりで子育てして、余裕がなくて…ヒステリーになるのも当然というか…」

「母の苦労に比べたら私のストレスなんて取るに足らないことで…」

「問題は母ではなく堪え性のない自分というか…ストレス耐性のない私が悪いわけで…」

なんていう訳です‼

これもねぇ、すっごく分かります。

ポコは母親の愚痴を毎日聞かされて如何に母親が大変なのかということを嫌というほど刷り込まれているのです。

そして、ポコ本人の愚痴は聞いてもらえない

それどころか「あんたは気楽でいいね!」とか「あんたは幸せ者だね!」とか愚痴を言うことが贅沢なことのように言われているんです。

ポコ本人も母親は実際とても大変な思いをしているとも自覚しているので、その母を差し置いて自分が辛いなんて言うことは「甘え」なんじゃないか、と思ってしまうんですよね。

これも私も身に覚えがあります。

やせ我慢とかじゃないけど「大変でしたね」とか言われると「いや、そういう訳ではなくて…もっと大変な人は他にもいるのもわかってるし…私なんてまだまだ…」とかよくわからない言い訳をしてしまうんですよね😂つらい。

共感ポイント⑤親を諦めきれない

ポコはカウンセリングの後、

私はお母さんに「お母さん」を諦めきれてない

「普通のお母さんに普通に愛される自分」を諦められてない

だからずっと苦しい

ということを自覚するようになります。

いたたたた‥胸が痛いです。

どんなにひどい仕打ちを受けて、振り回されても、親に何かを期待してしまうこの気持ち。
私もありました。

なんだかんだと心の片隅に理想の親子像があって、そういうのにずっと憧れていたんだろうなと思います。







読んでる途中から胃が重くなる

この漫画、すごくうまく主人公の心情が描かれているなぁと思います。

自分の実体験と被るようなエピソードも多々あって、読んでいると追体験しているような気持ちになるというか、デジャヴを感じるというか。

1話1話は短いエピソードなのに、ダイレクトに主人公・ポコのストレスを感じて読んだ後、いや読んでる最中からものすごく疲れて胃の辺りが重くなります

自分も過去そうだったなぁ‥そういう感情に囚われて辛かったなぁ‥ってものすごく共感はするんだけど、正直なんども読み返そうとは思えない。あまり思い出したくない過去なんですよね。

みんなのレビューと感想を見て落ち込む

これはこの作品に限ったことじゃなくて、毒親に関するニュースなどにつくある特定のコメントを見ても毎回ちょっと落ち込んでしまいます

どんなコメントかというと

「ほんとにこんな親いるんだ・・・」

「こんな親だと大変だな」

「なんでこんな人たちが子供つくったんだろう」

おそらく毒親じゃない、いわゆる普通の親に育てられたんだろうなぁという人たちのコメント。これが地味に精神的にくるものがあります。

というのは、毒親育ちの自分からすると当たり前のように見てきた光景…むしろそれ以外知らない。

なので、毒親関連の記事なんか見ても「あーわかるわかる」とまず先に共感が来るんですよね。

けど普通の家庭で育った人の目には「え?まじで?そんな親実在するの?」ってドン引きされる。なんなら、そっちの方が一般的な感覚のようだ。

自分は世間的にドン引きされるような家庭で育ってしまったんだ…とその反応のギャップに落ち込む、という流れです。

あとは

「この親はなんでこうなっちゃったのかな?こうして欲しかったんじゃないかな?ああして欲しかったんじゃないかな?」

みたいな、なんか知らんけど親の性格を分析するようなことを書いてる人。

それも、何て言うか・・・・大きなお世話。

そんなこと当事者の自分はとっくの昔からずっとずっと考え続けてて、理解しようとし続けて、親の気持ちを慮りすぎて、結果ずっと苦しむことになってたんです。

そもそも親がなんでこんな人間になっちゃったとか子供に関係あるのかって話で…

確かに、何かしらこういった人格が形成されるに至った原因はあるんだろうけど、それは親自身が乗り越えないといけない問題で、本来子供が背負うモノじゃないですよね。







毒親とはボディブローのような感じ

毒親育ちにあまり共感できない人はたぶん一つ一つのエピソードを掻い摘んでしか聞いたことないからじゃないかなぁと思います。

確かに一つ一つは大したことないかも知れないです。なので当の本人も自己肯定感が低いことも重なり「これくらいで愚痴る自分の精神が弱いんじゃ…」なんて思っちゃったりするんですが、実際はこの大したことないと思われるエピソードが山のように積み重なって本人も自覚しない間にまるでボディブローのように効いてくるのです。こわい。

そして気が付くと目が死んでたり、ストレスで倒れたり、後頭部に剥げができたり…(実話)。

まとめ・最後まで共感

主人公のポコは最終的に自分の家族を持つことで毒親と精神的に決別することができたようです。

これも激しく共感。

私もポコと同じく子供が出来たことで血縁だろうがなんだろうが毒にしかならない人間関係は断捨離する決心が出来ました。(残念ながら夫も断捨離要員となりましたが)

子どもの存在ってほんとにすごいなって思います。
なんていうか、ずっと自分の存在価値とか意義とかわからず生きてきたのに、子供が自分を必要としてくれるだけで、自分がここにいてもいい理由ができたんです。

はじめて自分を肯定できたなぁって思いました。

まぁそんなわけであんまりまとまってないですが、「毒家脱出日記~親が苦手じゃダメですか?~」の感想&実体験を語る語る語るでした。

機能不全家族の一端を知るきっかけになるもなる漫画だと思うので興味ある方は是非読んでみてください☺

おわり
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