こんにちは。たまです。
みなさん「いいタッチわるいタッチ」という本をご存知でしょうか?
幼児向けの性教育の本です。先日ふと思い立ち3歳4カ月になる娘に読んであげることにしました。
「いいタッチわるいタッチ」は自分を大切にすることを教えてくれる本
性教育と聞くと「行為」そのものをイメージしてしまいがちですが、この絵本は「いいタッチ」「悪いタッチ」の意味を知って、自分自身の大切さを知り、自分を守る力を身につけようと呼びかけてくれる本です。
くちと みずぎでかくれるばしょは じぶんだけの たいせつな ばしょ
さわっていいのは じぶんだけなの
「いいタッチわるいタッチ」本文より引用
こんな感じで、「プライベートゾーン」について小さな子供にも分かり易い言葉で説明されています。
わるいタッチの意味を教えて、性犯罪から子供を守る
もし だれかが、むねや おなかや せいきを さわってきたら、それはわるいタッチなの。
すぐに はなれて にげるのよ。
(中略)
それが しってるひとでもね。
そして だれかに すぐに はなして。
「いいタッチわるいタッチ」本文より引用
性的虐待の加害者は圧倒的に男性が多いですが、女性の加害者もおり、外見的にも特徴はなく社会的に信用されていたり、自身に子供がいるケースも多いと言われているそうです。
アメリカの調査ではレイプ被害の72%は顔見知りの犯行というデータもあるとのこと。
(いいタッチわるいタッチ巻末資料より)
読んでいると気が重くなるような内容ですが、私たち大人がまずこの現状を理解し、子どもに自分の身を守る方法を教えていく責任があると思いました。
友だちへの「からかい」や「ちょっかい」もわるいタッチと教えてくれる
この本のいいなと思ったところは、「わるいタッチ」が先に述べたような性的虐待に関わることだけでなく、日常で友だちや兄弟とのやりとりでふざけてキックしたり、パンチしたり、ひっぱったり、つねったり、こしょばしたり…相手が嫌がっているのに自分が面白いからと言ってやり続けることも「わるいタッチ」なんだよ、と言うことを教えてくれるところです。
わるいタッチをするひとが あなたを だいじに おもっていないから。
そんなときは 「いやだ」といって いいんだよ。
「いいタッチわるいタッチ」本文より引用
「いやだ」という意思表示。大切なことですよね。
じゃあ、いいタッチはどんなタッチ?娘に直接聞いてみた
いいタッチは どんなタッチ??
きもちいい
うれしい
あったかい
ほっとする
(中略)
それは、いいタッチをするひとが、あなたを だいじに おもっているから。
「いいタッチわるいタッチ」本文より引用
上の本文を読む前に、娘に直接聞いてみました。
娘は「えーと、うれしい!!!」「大好き!!!」「ぎゅーってするねん!!!」と言って抱きついてきました(^^♪
ちゃんといいタッチの意味、わかっているようです!!
読後の娘の反応
「いいタッチわるいタッチ」の本文は終始、やさしく子供に語り掛けるような文章で書かれています。なので、読んでいる最中も、娘は「うん、うん」とうなずき、時折「はい!わかった!」と大きな声で返事していましたw
読み終わった後は、「もう一度読んでほしい」とおねだり。繰り返し読んでもその都度「うん、うん」と真剣に頷きながら聞いています。
普段の生活でも「これはいいタッチ」と言いながら我が家の飼い猫をやさしく撫でたり抱きしめたりしています。
まとめ
「いいタッチ」「わるいタッチ」ってすごく分かり易いので、日常でも使いやすい言葉ですよね。
娘が猫にいじわるをしたところを見たら「それはわるいタッチだよ」というと娘もすぐに理解します。
良い本を手に取ったなと思います。
巻末には子どもを性的虐待から守るための方法や実際に被害に遭った時の対処や現状などがまとめられているのでこの本を手に取ることがあれば必ず読んでみてほしいです。
一概に性教育といっても内容は様々なので、年齢に応じて、少しづつきちんと教えていけたらいいなと思います。
おわり。
☟ランキングに参加しています。ポチっとしてもらえると嬉しいです。
他にも色々記事を書いていますので、是非ご覧ください(^^♪