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ペットを飼うことは情操教育になる?3歳娘と我が家の猫の関わり方。

こんにちは。たまです。

ペットを飼うことは情操教育にいいという話はよく聞きますよね。

実は我が家では猫を1匹飼っているのですが、

娘が生まれる前から飼っている猫なので、

子育てをする上で飼い猫と娘の関わりについて

特別に情操教育を意識したことはありませんでした。

ただ先日、3歳娘と我が家の飼い猫のことを話している時に

思わずホロリとしてしまう出来事があり、

改めて「ペット飼うことの意味と情操教育」について考えるきっかけとなったので

詳しく書いてみたいと思います!

思わず涙した娘とのやり取り

夜、娘を寝かしつけている時のことです。

 

〇〇ちゃん(娘のこと)はママから産まれた。じゃあタラ(我が家の飼い猫)もママが産んだん?」

タラは猫やから、タラの猫のお母さんから産まれたんやで。」

「タラのママどこにいるん?」

タラはノラ猫ちゃんやったから、赤ちゃんの時にタラのお母さんとは離れ離れになっちゃってん。だから今はどこにいるかわからないんやで。」

 

すると、娘はびっくりして目を見開いて

 

「・・・なんで」

 

と何か言いかけ、

そのまま布団に顔を伏せてしまいました。

 

「あれ?どうしたん?急に眠くなった?」と娘の顔を覗いてみると

娘は顔を伏せたまま、静かに泣いていました。

「どうしたん?〇〇ちゃんが悲しくなっちゃった?」と聞くと

「うん・・・」と。

「でも今はママと〇〇ちゃんがタラの家族やからね。大切にしてあげようね。」

「うん、する。なぁ、またタラの首輪買ってあげよ…汚れてきたから。」

 

と言って、娘はまた目にいっぱい涙をためて、

そのまま眠りにつきました。

飼い猫のことを思いやって涙する娘の姿に

思わず親の私もウルウル。

お母さんと離れ離れになることが悲しいことだと

ちゃんと理解しているんですね。

まだ産まれて3年半弱で

こんなにも人の情緒って成長するんだなぁと感心しました。

そもそも情操教育とはどういう教育?

そもそも情操教育とはどういうものかというと、

【情操教育】〘名〙 情操を豊かに健全に育成するための教育。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

辞書にはこう書かれています。

わかりにくいですね(笑)

「情操豊か」というのは、

要は、色々な事象に対して感情豊かでいられるということです。

例えば、

音楽や絵画など芸術に対して素直に感動できたり、

文学などに対しても理解が深く感情移入出来ること。

また人の気持ちや感情を理解し、受け止められるような人

情操豊かと言えると思います。

 

なので、情操教育とは

そういった人間を育成するための教育ということになりますね。




ペットを飼うことと情操教育

そして、本題の「ペットを飼うことは情操教育になるか?」ということですが、

正直私は今まで娘と猫と生活をしてきて情操教育を意識したり、

猫とのふれあいで何かを積極的に学ばせようとしてきたわけではありません。

 

しかし娘が生まれてから3年半弱の間、

普通に一緒に生活をしているだけでも、

娘の中では飼い猫のタラは家族であり、

大切な存在として認識されているようです。

 

飼い猫がいたことで他者を思いやったり、

大切にする気持ちが強く芽生えたということはあるかな、と思います。

 

そういう意味では、飼い猫の存在が

娘の情操の発達に一役買ったものと思われます。

 

でも、ただ単に飼うだけでは意味がないとは思います。

もし情操教育の効果を期待しつつペットを飼うことを考えているのであれば

以下3つのことは意識しておいてほしいなと思います。

①お世話する覚悟が自分(親)にあるか

これいちばん大切なことだと思います。

結局、子どもって親の真似をするんですよね。

親がペットを適当にあしらったり、雑なお世話をしてると

子どもも同じようにペットに接するようになります。

 

子どもからしたら前例がないので

親がしていることが正解(普通)だと思っちゃうので。

 

一番最悪なパターンは、

親である自分がペットをあまり可愛がっていないのに、

子どもがペットを適当にあしらっているのをみて

「大切にしなさい」と怒ったり、注意したりすること。

 

子どもは絶対混乱するし、

理不尽に怒られて情操教育もへったくれもありません。

 

もちろん、可愛がってもらえないペットもかわいそう。

 

なので、そもそも自分があまり動物が好きじゃないとか、

子どもの世話だけで手いっぱいだわ~という時に

「情操教育」という目的のためだけにペットを飼うのは

絶対にやめた方がいいと思います。




②ペットも自分たちと同じように生きていることをちゃんと実感させる

当たり前のことのようですが、

うちの場合は情操教育云々以前に

「生き物を飼うことの責任」として理解させるようにしています。

 

  • ペットも自分たちと同じようにお腹が空くこと
  • ペットも自分たちと同じようにうんちやおしっこをすること
  • ペットも自分たちと同じように寝ること
  • ペットも自分たちと同じように叩かれると痛いこと
  • ペットも自分たちと同じように病気になること
  • ペットも自分たちと同じように感情があること
  • ペットも自分たちと同じようにお母さんから産まれてきたこと
  • ペットも自分たちと同じように年を取っていくこと
  • ペットも自分たちと同じようにいつか死んでしまうこと

まだ3歳の娘が理解するには難しい内容もありますが、

こういったことをキチンと伝えるようにしてます。

 

これがうまく伝わらなければ、

ペットもおもちゃも一緒のような感じになるんじゃないでしょうか。

 

それじゃ意味ないですよね。

③ペットの寿命は自分たちより短い、いつか迎えるその日のこと

先ほど、「ペットも自分たちと同じように年を取っていくこと」を上げましたが、

自分たちと同じペースでは年を取らないですよね。

 

猫の場合だと1歳で成猫となり、

人間年齢にすると大体17歳。

その後は人間の約4倍の速さで年を取ると言われてます。

 

現在7歳のうちの猫タラは人間の年齢にすると44歳、

猫としては高齢期に入りました。

 

ただ、猫もだんだんと寿命が延びてきていることもあるので

長生きな猫だと20歳前後まで生きたりすることもあるようですが・・

 

それでも、人間に比べると

あっという間にその生涯が終わってしまいます。

 

まだ3歳の娘は、死に関しては全くピンと来ていないですが、

それでも飼い猫が自分たちより先に死んでしまうということを

今の内から伝えるようにしています。

 

また、長生きすることで介護が必要になる場合もあると思います。

そういったことにもちゃんと親子で向き合って

最後まできちんとお世話してあげることも大切なことですよね。




まとめ

情操教育というと難しく考えてしまいますが、

そういった「手段」としてペットを飼うのではなく、

親である私たちが、正しく愛情を持って大切にペットに接する姿を

子どもに見せることが出来れば、

情操教育としての効果も自然とついてくるのではないかな、と思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!